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           メール・マガジン

      「FNサービス 問題解決おたすけマン」

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    ★第163号       ’02−12−06★

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     近くて遠き、、

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●その昔、「隣の国で考えたこと」

 

という(<長坂覚>実は岡崎久彦著)本(日本経済新聞社 1977年)を

読んで大いに感銘を受け、こりゃ(KOREA)一度足を運んでみなくちゃ

いかんな、、 その念はたちまち通じ、

 

加入していた日本配線器具工業会からサーモ屋に、韓国業界視察ツアー

の知らせが送られて来ました。 当時の韓国、工業的には未だ発展途上。

従って訪問先はヒュンダイほかの財閥系大企業ばかり。

 

たいした期待は無かったが、見学日程などは通産省から先方の担当官庁

を通じて作成されたと言うし、ほかに手がかりも無し、一人旅では覗け

ない先でもある。 迷わず申し込みました、、 が、

 

 結論を言えば、収穫皆無。 何事にも<初めて>はあるが、あの国に

 関してはこれが<おしまい>。 もう一生、<近いが近づかない>ぞ。

 

 

金浦空港に降り立ち、バスに乗る。 と、学校教師風の、やや威圧的な

中年婦人ガイドが現われ、走り出すと共に並べ始めたのが軍国日本への

恨み辛みコキ下ろし。 いや、これはカゲキな国柄だわい、、

 

文字通り、閉口。 まあ、この地の通過儀礼みたいなものだろう、大事

の前の小事、、と聞き流して窓外の田園に目を凝らす。

 

その眺めはさながら昔の日本のイナカと言うべき懐かしさ。 農作業は

あくまでも人力的、田圃のあぜ道には牛が草を食み、緩やかに起伏する

のは♪うさぎ追いしかの山♪、、

 

やがてソウル、我が国の地方都市と変わらない街並み。 見るべきもの

は無かったが、気分の悪い説教が止んでヤレヤレ、、と思ったのは早計、

翌朝、バスが走り始めるや<女教師>の講義再開。

 

「我が国では小学校から、、」いかに反日教育を徹底しているか、の話。

こりゃタマラン、第一趣旨に反する。 団長以下皆さんあまりにお静か

なので、失礼して挙手、発言を求めました。

 

不承不承OKした彼女に提言、「我々が工業事情の見学に来た者である

ことはご存じだろう。 それに関する案内や解説に重点を置いて欲しい。

この中には、近い将来こちらで手を携えるべき相手を求めて、という人

もいる。 ケンカしに来たわけじゃない、、」

 

*   *

 

彼女たちまちコワイ顔の石像に化け、以後カンモク。 そのせい、では

あるまいが、第一番目の訪問先ヒュンダイでは何と門前払い。 団長の

交渉も敢えなく、「そんな話は聞いてない」の一点張り。 結局バスを

降りることも無く、<見学>したのは鉄門扉と守衛所だけ。

 

以後の予定先も同様、すべてキャンセル。 役所介在の公式日程ですら

反故になる国、と知りました。 そして昼食時、案内者が示した代案は

かのキーセン・パーティ。 バカな、と一応いきり立つ人もいたが、

 

そこが日本人。 それしか無いなら、、結局参加者多数。 「隣の国で

考え」るつもりだった私はそんな話に乗らない。 残ったのは、団長と

松下電工さんと私、3人だけ。

 

そこから先、フツーの観光旅行になり果てました。 その後、工場進出

した日本メーカーが散々な目に遭い、不本意に撤退する事件が続発した

のは、多分こんな食い違いのせい。

 

<恨の文化>の<恨>はウラミではない、と知ってはおりますが、深い

恨みを抱いてでもなかったら、あんなこと出来ないんじゃないかなあ、、

 

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●その韓国より

 

もっとヒドイのが北朝鮮、、 と、訪れたことの無い私は言いませんが、

最近は盛んにそう報道されております。 反日教育は今も学校で、映画

で、TVで、の由。 日本人なんかどれほど痛めつけようと、、という

気になって不思議でない。 

 

そう育った連中がその時その時、勝手なこと言い放題。 いくら将軍様

の口真似でも、コチラの基準からすれば異常、ほとんど無法。 そんな

彼らと、どうしても国交を結ばなくちゃいけないんですかね?

 

拉致された同胞の救出を第一にした小泉首相は別として、これまで彼ら

と手を携えたがって来た我が政治業者たち、何を目的にあの<危うきに

近寄>ったのやら? 少なくとも<君子>ではない。

 

 

社会党が朝鮮労働党と<友党関係>を結んだのは1963年。 よほどウマ

が合ったらしく、いつの間にか「朝鮮労働党の出店」(自民党平沢勝栄

議員)、即ち反日思想の出店、身中の虫。

 

土井たか子議員は、社会党委員長に選出された1986年、パチンコ文化賞

を受けたりパチンコ業界からの献金疑惑を書き立てられたり。 そんな

人が国会で議長を務めさせてもらえたのだから、この国の政治は茶番劇。

 

  生還者地村氏の父上、保氏いわく、「十数回も陳情に通い、社会党

  が最も北朝鮮と近いパイプだと期待したが、土井議員は『拉致など

  あり得ない』と、北朝鮮の口上そのものだった」と。 <出店>!

 

  死亡とされた拉致被害者増元るみ子氏の弟照明氏が満身に口惜しさ

  を漂わせつつ言う「社民党には怒りを感じる。 こんな党があって

  良いのか。 被害者家族を何度も無視、」に土井氏よ、答えるべし。

 

犯罪的異邦人から金をもらって言われるまま、とは<日本国民の代表>

たる国会議員として不適格、いや、国家反逆罪。

 

<近くて遠い>のが(<北鮮>ならいざ知らず)<国会議員>との距離、

と我々普段は痛感すること無く過ごしている。 が、拉致問題で彼らの

実像を見ることが出来ました。

 

*   *

 

その社民党が<擁護>して止まない我が憲法には、たとえば前文に、

 

  日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、

  われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、

  わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、、

 

とあるのだから、何十人もの良民が暴力的に拉致される事件が<我が国

全土にわたって>起き、<自由のもたらす恵沢を確保>できていないと

判明した時、<代表者>は即刻かつ自発的に対応行動に移るべきだった。

それが憲法の精神なら、社民党の<擁護>は口先だけの詐欺まがい。

 

手先になり切って反日国家を助け、自国納税者をコケにして来たことが

露呈されたからには、次の選挙ではその報いを受けるだろうと思いたい

が、、 もし、また当選したら、、?

 

日本人同士でも<近くて遠い>のがいるんだわ、と感じ入るのみですな。

 

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●しかし自民党も同罪。

 

1990年の金丸訪朝団以来<拉致より国交>に傾き、拉致被害者と家族を

無視して来た点、社民党と何ら変わらない。

 

漸く1997年、拉致議員連盟会長(当時の)中山正暉議員が被害者リスト

を北朝鮮に突き付けはしたが、何ら実効を挙げず、それどころかその後、

中山会長自ら朝鮮新報で「拉致問題は幽霊のようなもの、陽が当たれば

消えてしまう。 振り回されてはならない」とし、問題を有名無実化。

 

さらに不可解、拉致議連とは逆の立場である日朝友好議員連盟の会長を

も兼任、拉致被害者家族たちの不信を買ったり。 じゃ、北鮮には信用

されていたのか? まさか。 すると彼、いったい誰の味方?

 

ほかに、有本恵子さんの両親を失望させた石井一議員や、「拉致でなく

行方不明者ということで、、」の森前総理、親中国の延長で?甘かった

田中前外相、優柔不断の加藤紘一、、 

 

鳥越俊太郎の解説では、オトシドコロさえあれば、、の<国対方式>で

処理しよう、で臨んだのが北鮮には通用しなかった。 その認識の差で、

議員たちは「やったつもり」になり、被害者家族たちは「ダメな議員」

と軽蔑することに、、  なるほど。

 

 

<支援米>のミステリーもいずれ解明されねばなるまいが、鈴木議員も

関わったと聞けば、ヤッパリ?! そしてムネオと来ればノナカ。 

 

「隣の家が困っているときには、、」とリクツ抜きコメ支援を強調した

野中議員の<熱意>は、何故か拉致問題には全く向けられなかった。

 

生還した拉致被害者地村氏の父上保氏によれば「野中議員は特に北鮮を

擁護し、拉致被害者の家族を犬畜生のように罵った」由。 

 

硬派ルポ作家K女史が「国士」と述べていたこともあり、野中氏の風貌

がイヤラシく見えるのは私の眼力の不足かと疑っておりましたが、

 

「隣の家」に愛を注ぎ、自分の<家>族を「犬畜生のように罵」るのは

異常。 それが先頃の<政治生活五十年を祝う会>で、「命ある限り、、

、日本のために行動したい、、 強い者だけが生き残る国にしてはいけ

ない、、」などホザイテいる。 K女史、目覚めよ!

 

増元氏が土下座して「拉致問題が解決しないうちは送らないで下さい」

と懇願した時、コメ支援の議員たち一人として彼を直視せず、ましてや

手を取って彼を立ち上がらせたりはしなかった。 自国民に対する関心

ゼロ、<隣>に認められたいだけ。 9・1型? 低EQ?

 

  <勝谷誠彦の××な日々>11月15日分には、「北朝鮮と私たち

  の国の最大の違いは何か。 体制や経済の差などむしろ小さなこと

  だ。 人を人として扱い人の心を慮ることができるかどうかという

  ことなのだ。 かの地では外道が自国民を心を持たぬ犬猫のように

  扱っているということなのだ」とあるが、

 

  <私たちの国>の代表たちも<外道>じゃないかな、勝谷さん?

 

地村保氏の、「拉致問題を20年も引き延ばした責任は、野中、亀井、

中山、それに土井。 みんな責任をとって辞めるべきだ」に私は賛成。

 

最近<拉致議連>への参加が増えた、とも言います。 国会議員とは?

と訊かれた増元氏、「(ほんの一握りを除き)票のためにしか働かない

人たち、、」と答えていたが、まことに<近くて遠い>人たちではある。

 

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●善良な市民たちの

 

度重なる訴えに応えず、時に罵言すら浴びせ、警察の対北鮮捜査を抑圧

し、自らは無為に過ごして来た国会議員たちに尋ねたい。 憲法前文に

 

  そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、

 

とあるのを知らなかったのか、無視したのか?

 

  その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、

  その福利は国民がこれを享受する。 

 

が念頭に無いかのような行動に終始し、<厳粛な信託>に反して来たの

をどう説明する?

 

 

しかも憲法前文は、それに続けて

 

  これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くもの

 

だと言う。 <人類普遍>とは言い換えればアタリマエ。 拉致問題は、

そのレベルをすら全うしない議員が大多数であることを浮き彫りにした。

 

立法府にいながら法と隔たること甚だしい彼ら、<近くて遠きは>議員

と憲法精神の仲。 そのカケハナレを解消するには、アタリマエの研究。

 

となると、Rational Process 国会議員版、てなものが、、、

 

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しかしその前に、国家公務員全員、<忠誠度テスト>を課すべきですな。

まともな点数が取れないのは即刻解雇、人員削減も出来て良いでしょう。 

 

 

ずっとスケールを落として伺いますが、、 あなたの周りにも<近くて

遠き、、>の人、結構いるんじゃありませんか?

                          ■竹島元一■

  ■今週の<私の写真集から>は ★マウント・クック★

 

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